穏やかに

英語学習の記録と普通の生活

競争社会・韓国と日本の未来

パラサイト観てから韓国の実態が知りたくなって韓国 行き過ぎた資本主義読みました。

幼少期からの受験戦争、教育費で経済難になり、50代で早期退職に追い込まれて、少ない年金と貧弱な社会保障のせいで日々働くお年寄りたち。 数々の社会問題を解決しようと動く政府のやることは全て反対の結果になってしまう。 想像以上に過酷すぎて全世代生きづらい国になっていることが分かりました。

テレビでよく見る受験戦争の実態

韓国の大学受験の必死さは毎年テレビで報道されていますが、大変だなぁと思ってるだけで実際どれくらい高校生たちが勉強しているのかは知るよしもしませんでした。 実態としては、いい大学に行っていい会社にいって高い給料を稼ぐために、必死に勉強する。いい大学に行くには、いい大学に受験可能ないい高校に入学する必要があるので、トップの高校へ入るために途中でソウルに引っ越したり、放課後何軒も塾へ回るらしいです。

勉強ばかりしてたら、親からのプレッシャー、教育費のコストなどが重圧になって精神を病んだり自殺をしたり人も。そりゃそうですよね。 やっとの思いでいい大学に入ったとしても大企業に入るにも何十倍の努力と勉強が必要になってくるし、かといって大企業が恩恵を受け過ぎて中小企業が成長していないので劣悪な環境での激務しかないという状況。大企業に入ったとしても、50代そこそこで退職の危機が待ち構えている。

本の中では、データに基づく数字がいくつも羅列されていて、韓国がどれだけ経済的に苦しんでいるのかが身にしみて感じました。儒教と外面を気にしすぎる国民性のせいで生きていくうえでのコストがかかりすぎてしまうのか。教育にお金かけるのやめたら少しはマシになりそうですが、そうすると就職できないで非正規雇用で生きていくしかないのかな。

政府のやること全てが裏目に出てしまい、結局国民全てをさらに苦しめる状況を作ってしまってるのがさらにつらい。

社会保障制度ができたのも90年代後半ということもあり、現役引退したお年寄りは80過ぎても働かざるをえない。さらに就職難もあって当然若者は結婚出産子育ては難しい。子供を作ったとしてもまた教育地獄に陥って一生働かないといけない。

全てをあきらめた意味でN放世代という言葉が流行したらしいけど、こんなに世知辛い世の中なら全部あきらめて好きなこと、楽なことして生きた方がいいよねと思ってしまう。

この本では主にソウル近辺の内情を取り上げているけれど、地方ではどうなんだろう。

前の職場で韓国出身の人たちと働いていたので、あの人たちがこのような国で生まれて育ってきたんだな〜と思ってしまった。 なにより日本も他人事ではなく、我々より地獄や消滅へと何歩も先を行っている隣の国でしかない。