本の読める場所を求めて

東京で本の読めるお店fuzkueを営んでいる阿久津さんの本を読んだ。 この本はタイトルの通り本の読めない街やカフェに行ってみて、そこで本の読めなさに落胆し、では一体何が本の読めるお店なのかとfuzkueのお店づくりについて述べている一冊。

本の読める場所を求めて

本の読める場所を求めて

  • 作者:阿久津隆
  • 発売日: 2020/07/16
  • メディア: Kindle版

タイトルだけ見ればちょっとお固めの内容なのかなと思ったけど、全然そんなことなく、文章に幾度も「www」が使われていて、軽くてスラスラ読める。 それでも阿久津さんの言っていることやカフェでの本の読めなさについてはめちゃくちゃ共感するし、それはちょっと卑屈的に考えすぎて無い?というようなこともちらほら。でもそこが面白い。著書には、蔦屋書店や文喫など他の本のある空間についても述べられているので、本屋好きにも読んでいて興味深い内容かもしれない。

始めの章で、著者が本を読むためにカフェや喫茶店、バーとか街をあてどもなく彷徨っては本の読めなさを論じている。舞台は東京なので、自分が住んでいる関西はどうだろう?どこなら本を読むのに最適かな〜と思いながら読み進めた。確かに読書に最適な場所ってなかなか無いよね。通勤通学時間の電車時間に読むことはあっても必ず終わりがあるし、人の声が大きいと没入することは難しい。 本のある店(カフェとか)はあっても、本の読める店はない。これからそういったお店が増えていってほしい。